上記書籍の書評。
- JavaScriptである程度プログラミングした経験があり、かつ、C++やJavaなどのクラスを持つ言語の知識もある読者が、手っ取り早くTypeScriptの勘所を掴むための書籍
- 初心者向けではない
良い点
悪い点
- 全体の構成が悪く、解説していない文法がプログラム例に多数出てくる
- 例が断片的で、利用場面が思い浮かびにくい
- 解説や定義の書き方が不統一で、リファレンスとして機能的ではない
- プログラム例が中途半端に省略されており、自力で補間する力がないと理解が難い
- 最後のサンプルも指示手順や内容に不足が多く、あまり参考にならない
総評
- 最初に買うプログラミングの教本としてはおすすめしない
- JavaScriptでの開発経験があり、メンバの隠蔽やthisの適切な利用を楽に行う手段としてTypeScriptを評価するには有用
- 万人向けではないので、購入前に書店で内容に目を通した方がよい
- 2015/3/1時点でTypeScriptは1.4.1になっており、書籍で紹介している1.0.0ではNGだった部分が解決していることがある。エラーになるという解説を鵜呑みにせず、最新版でエラーになるかを確認した方がよい