tanaka's Programming Memo

プログラミングについてのメモ。

iPhoneでUnityの実機テストをする

Xcode7から、無料でiPhoneiPadの実機上でテスト動作をさせることができるようになっていました。以下、最初に動かした時にやったことのメモです。


開発環境

  • mac book air + macOS 10.1
  • Unity5.5
  • Xcode8.2.1
  • iPhoneSEと付属のUSBケーブル



macXcodeiPhoneの実機動作を確認

まずは、Xcodeだけで実機で動くことを確認します。以下を参考にしました。
誰でも無料でiPhoneの実機を使ってiOSアプリ開発する方法 - Qiita

  • Xcodeを起動
  • [File]メニューから[New]>[Project]を選択
  • 画面上から、[iOS] > [Single View Application] を選択して[OK]を押す
  • 以下を設定
    • [Product Name]には[JikkiTest]など
    • [Team] は Apple ID でログインしたのち、どれでも良いのでチームを選択
    • [Next]を押す
  • プロジェクトフォルダーを作成したいフォルダーを選択して、Gitは不要なので、[Source Control]のチェックは外して、[Create]を押す

iPhoneをUSBで接続します。

  • iPhoneをUSBでmacに接続。実機やXcodeで許可を求められたら、許可する
  • Xcodeの左上の再生ボタンや停止ボタンの右にあるプロジェクト名の右の[iPhone7 Plus]などのシミュレーターが指定されている場所をクリックして、一番上の実機を選択
  • Development Targetを、実機のiOSのもの以下にする
  • GeneralパネルのSigning欄において、Apple IDでログイン
  • プロジェクトのGeneralのSigningのTeamが選択されていなかったら、どれでも良いので選択する。これで、プロファイルなどが生成される
  • タイトルバーに[Processing symbol files]が表示されていたら、作業が完了するまで待つ
  • 実行してビルド
  • キーチェーンの許可が指示されたら、「常に許可」などで許可する

最初はエラーが発生するので、以下でアプリの動作を許可します。

  • iPhoneの[設定]を開く
  • [一般]>[プロファイルとデバイス管理]を選択
  • [デベロッパAPP]でAppleIDでログインしたメールアドレスを選択
  • [<メールアドレス>を信頼]を押す
  • [信頼]を押す

iPhoneのロックを解除した状態で、Xcodeで実行します。以上で、アプリがインストールされて、実機でプログラムを動かせます。

ここで作成したのは、何もないアプリなので、真っ白な画面のアプリが起動すれば成功です。


Unityでビルド

以下を参考にしました。
[Unity] アプリをiPhone実機上でテストする | Unity 3DCG

  • Unityでプロジェクトを起動
  • [File]メニューから>[BuildSettings]を選択
  • [iOS]を選択して、[Switch Platform]を押す
  • [Player Settings]を押す
  • [Inspector]ビューで必要な項目を設定。最低限、Other SettingsのIdentificationのBundle Identifierを設定する
  • [Build & Run]でビルド
  • 指定した名前でフォルダーが作成されて、その中にXcodeのプロジェクトが生成される
  • Xcodeでプロジェクトが開く
  • プロジェクト(Unity-iPhone)をクリックして、設定を開く
  • Signing 欄で、 Teamをクリックして、一覧から何か選ぶ(Personal Teamなど)。ログインしていなかったら、ログインする
  • 実行ボタンを押す(警告はひとまず無視。未使用変数などは、あとでUnityに戻って消しておく)

一度、設定が終わったら、次からはUnityで[Build & Run]で、Xcodeへの読み込みとビルド、実機へのアップロードまでやってくれます。