tanaka's Programming Memo

プログラミングについてのメモ。

LubuntuにMySQLをインストールする

Lubuntuに、学習のための環境として、PHPから利用できるようにMySQLをインストールします。

MySQL :: MySQL 5.7 Reference Manual :: 2 Installing and Upgrading MySQL

目次

手順の概要

ソースからビルドするのは大変なので、対応バイナリーをダウンロードして、インストールします。

インストールしたら、動作確認をして、管理ツールphpMyAdminをインストールします。

ダウンロード

MySQL :: A Quick Guide to Using the MySQL APT Repositoryを参考に、パッケージを管理するapt(Advanced Package Tool)を使ってダウンロードします。

1. MySQLのAPTリポジトリーを追加

  • スタートメニューから実行を選択して、lxteと入力して、LXTerminalを起動します
  • MySQL :: Download MySQL APT Repositoryを開いて、ページ下のDownloadボタンをクリックします

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  • ページ一番下の"No thanks, just start my download."をクリックします

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  • ダウンロードしたmysql-apt-config_w.x.y-z_all.debの下矢印をクリックして、フォルダを開くします

f:id:am1tanaka:20180117181329p:plain

  • ダウンロードしたmysql-apt-config_w.x.y-z_all.debをドラッグして、ホームフォルダにドロップします

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  • 上記の例の場合なら、ターミナルで以下を実行します。数字部分は、ダウンロードしたファイルと一致させてください
sudo dpkg -i mysql-apt-config_0.8.9-1_all.deb
  • MySQL Serverと一緒にインストールするパッケージを選択できます。今回は特に不要なのでOkを選択して[Enter]キーで進みます

f:id:am1tanaka:20180117181828p:plain

  • 以下のコマンドを実行して、パッケージ情報を更新することで、登録は完了です
sudo apt-get update

2. MySQLをAPTでインストール

登録が完了したので、以下のコマンドを実行して、インストールします。

sudo apt-get install mysql-server
  • 容量が表示されて、続行するか聞かれるので[Enter]キーを押して進めます
  • パスワードの設定画面が表示されます。設定したいパスワードを入力して[Enter]キーを押します(空欄だとあとでの設定が面倒なので、ここで何らかのパスワードを設定していた方が楽でした)

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  • 確認のため、もう一度パスワードを入力して[Enter]キーを押します

以上でインストール完了です。

3. MySQLサーバーの開始と停止

MySQLの状態を確認

MySQLはインストールが完了すると自動的に開始します。以下のコマンドで状態を確認できます。

sudo service mysql status

f:id:am1tanaka:20180117182640p:plain

active (running)なので、動作していることが確認できます。

確認が終わったら、[Ctrl]+[C]キーで、プロンプトを表示できます。

MySQLサーバーの停止

以下のコマンドで停止できます。

sudo service mysql stop

MySQLサーバーの開始

以下のコマンドで開始できます。

sudo service mysql start

動作確認

動作を確認してみましょう。

サーバーの動作確認

MySQLサーバーの動作を確認します。サーバーを開始している状態で、以下を実行します。

mysqladmin -u root -p version

パスワードを入力して[Enter]キーを押して、以下のように表示されればバージョンチェック完了です。

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また、以下を入力して、必要な場合はパスワードを入力します。

mysqladmin -u root -p variables

以下のような感じでずらずらと何か表示されれば成功です。上にターミナルをスクロールさせると、動作環境の設定などが列挙されていることが確認できます。

f:id:am1tanaka:20180117235745p:plain

MySQLPHPから動かす

Lubuntuに最初に入っているPHPには、MySQLを利用するための拡張ファイルがありません。ターミナルで以下を実行してインストールします。

sudo apt-get install php7.0-mysql

これで、PHPからMySQLが利用できるようになります。

phpMyAdminのインストール

MySQLの管理ツールであるphpMyAdminをインストールします。phpの練習用のフォルダーphp-rensyuを作成して、その中にツール一式を展開しておいて、あとはHTTPサーバーごしにアクセスするようにします。

  • 以下のコマンドで、作業用フォルダーをユーザーフォルダーに作成して、中に入ります
mkdir ~/php-rensyu
cd ~/php-rensyu

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  • 展開ボタンをクリックします

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  • 展開先の指定画面になるので、ホーム -> php-rensyu フォルダーを選択したら展開ボタンを押して展開します

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  • 展開が完了したら、終了をクリックして閉じます

これで、先に作成したphp-rensyuフォルダー内に、phpMyAdminのファイル一式が展開されました。

phpMyAdminを起動する

phpMyAdminはWebブラウザー上で動作するツールです。PHPの組み込みサーバーを起動して、アクセスしてみましょう。

  • ホームフォルダー -> php-rensyuフォルダー内にいるターミナルで、cd phpと入力したあと、[Tab]キーを押すとフォルダー名が自動的に表示されるので[Enter]キーを押して、phpMyAdminのフォルダーに移動します
  • 以下を実行して、PHPの組み込みHTTPサーバーを起動します
php -S 0.0.0.0:8080

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ユーザ名にroot、パスワードにMySQLに設定したパスワードを入力して"実行"ボタンをクリックすると、Webブラウザー上でMySQLのデータにアクセスできるようになります。

まとめ

以上で、LubuntuでMySQLを使えるようになります。PHPの学習をする時には、

PHPの組み込みHTTPサーバーを起動しておくと便利かと思います。

参考URL