THETAは加速度センターを持っていて水平情報を書き出している。公式アプリはこの水平情報を読み込むので水平に表示されるはずだが、撮影方法が悪いと微妙に傾いたままとなる。
そこで手動で修正する方法を調査したので以下にまとめる。
準備
- 以下に従って、paint.netとTHETAToolsプラグインをインストール
- [@aitch_two THETATools1.2](https://github.com/aitch-two/THETATools)
- THETA画像のEXIFを書き戻すためにF6Exifを利用するのでインストール
- [ひで F6Exif](http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se427764.html)
作業手順
画像を補正する
- paint.netを起動。
- 補正したいTHETAの画像をpaint.netにドラッグ&ドロップ。
- [レイヤー]>[新しいレイヤーの追加]でレイヤーを追加する。
- [ツール]>[直線/曲線]を選択して、画面の中央付近に、ガイドとなる横線を引く。[Shift]キーを押しながら操作すると真横に引ける。
- [レイヤー]ウィンドウで、[背景]を選択。
- [効果]>[THETA]>[Leve]を選択。
- 写真の中央が水平になるように[Zenith X]を操作する。
- 大きくすると右に傾き、小さくすると左に傾く。
- 項目を移動すると変換が開始。
- 調整が完了したら、[Direction]を90に設定して、[Zenith Y]を調整する。
- [Zenith Y]の調整が終わったら、[Direction]を0に戻して、[Zenith X]を微調整する。
- 調整が完了したら、横線のレイヤーを削除してから、画像をもとの画像とは別に保存。
EXIFを書き戻す
paint.netで画像を加工すると、THETAのEXIF情報が失われて、Google ViewなどでPhoto Sphere写真として認識されなくなるので、元画像のEXIFを書き戻す。
- F6 Exifを起動。
- paint.netで修正した画像をドラッグ&ドロップして開く。
- [編集]>[EXIFインポート]を選択。
- 設定はそのままで[OK]。
- [開く]ウィンドウで、THETAで撮影した元画像を選択。
- [名前を付けて保存]ウィンドウで、適当なファイル名を付けて保存。
以上でTHETAのEXIFデータが書き戻され、Google ViewなどでPhoto Sphere画像として認識できるようになる。