長年愛用してきたeTrex20の電源スイッチが物理的に壊れまして、もう十分天寿を全うしたであろうという判断で無理には修理せず、eTrex30xを購入しました。新機種のeTrex22Xや32xが出たばかりですが、なにせ強烈に安かったもので。
英語版が2万円きってる!20より安いぐらいじゃん。コンパスを使ってみたいというのもありゲットしました。英語版なので、お約束の日本語化ですが、日本版のOSM地図は、ファームウェアのダウングレードではできなくなっていました!!
ということで、こちらのサイトにお世話になりました。あらかじめ目を通して内容が分かるか確認してください。バイナリエディターを使うので、よく分からない場合は素直に日本語対応版の購入を!!
メニューの日本語化はこちらのサイトにお世話になりました。
目次
はじめに
いざという時に備え、必ず元のファイルを全てPCにコピーしておくなどして、バックアップを取りましょう。ここから先は自己責任です。保証が欲しい場合は正規のルートで日本語版をご購入ください!!
バックアップ
eTrex30xの中身を全てバックアップしておきます(最初、手順を間違えて台湾版になって日本語化に失敗したので、すぐにバックアップが役に立ちました。バックアップ大切)。
- eTrexに電池を入れて、電源は入れずにPCにUSBケーブルで接続します
- しばらくすると接続されて、フォルダーを開けるようになります
- Garmin eTrex 30xと表示されるドライブの中身を全て選択して、PCにコピーしておきます
ファームウェアを最新にする
ファームウェアを最新にしておきます。
- Garmin Expressがインストール済みなら起動します
- デバイスが未登録なら登録します
- 更新があるはずなのでインストールします
- インストールが完了したら、PCから外します
- eTrexの電源を入れるとファームウェアのインストールが始まるので、メニュー画面が表示されるまで待ちます
メニュー画面が表示されたら完了です。
日本語化
- eTrexの電源を切ってから、PCに接続して、認識されるのを待ちます
- 以下の2つのファイルをダウンロードします。
- etrex20_30J_250.zipを展開します
- etrex20_30J_250フォルダー内の
Japanese.gtt
ファイルを何らかのテキストエディターで開きます - 5行目辺りの<desc>日本語</desc>の部分を、
<desc>Japanese</desc>
に書き換えます - 保存したら、eTrexの
\Garming\Text
フォルダーにコピーします
続けて、nuvi200_TWN_v460の方です。
- nuvi200_TWN_v460.exe の名前を
nuvi200_TWN_v460.zip
に変えます- exeファイルを実行して無理やり先に進めると台湾版になるので、zip展開するように!!
nuvi200_TWN_v460
などのフォルダーを作成して、その中にnuvi200_TWN_v460.zipを展開します- 展開したフォルダーの
nuvi200_TWN\Garmin\ExtData
を開いて、006-D1053-64.bin
の名前を006-D0952-06.bin
に変更します 006-D0952-06.bin
を、eTrexの\Garmin\ExtData
フォルダーに上書きコピーします
以上できたらeTrexをPCから外して電源を入れます。
言語選択でJapaneseを選択すれば、メニューが日本語に変わります。
日本語地図を入れる
日本語用の地図を入れます。
- eTrexの電源を切ってから、PCにUSBで接続します
- Downloads – OpenStreetMap for GARMIN を開きます
- 等高線なしか、等高線ありの2種類あります。入れたい方の日本語のUTF8のをダウンロードします
- ダウンロードしたZIPファイルを展開します
- 展開したら、中のimgファイルを複製して、
gmapsupp.org
などの名前にしておきます gmapsupp.img
をバイナリエディターStiringで開きます- 検索・移動メニューから、置換を選択します
- 以下で置換します
- 検索データ
E9 FD 13 00 04 80
- データ種別 16進データ
- 置換データ
A4 03 13 00 04 80
- データ種別 16進データ
- 置換範囲 データ全体
- 以上設定したら、一括置換をクリックします
- 検索データ
- かなりの箇所の置換が行われます。完了したら、上書き保存します
- 作成した
gmapsupp.img
ファイルと、gmapsupp.org
ファイルの2ファイルを、eTrexの\Garmin
フォルダーにコピーします
コピーにはかなり時間がかかります。コピーが完了したら、eTrexをPCから外して、起動して地図を読み込みます。この段階では、地名はちゃんと表示されません。最後にファイルを元のに置き換えます。
- eTrexの電源をオフ
- eTrexをPCにUSB接続します
- eTrexの
\Garmin
フォルダー内のgmapsupp.img
を削除します(拡張子を間違えないように!!) gmapsupp.org
の名前を、gmapsupp.img
に変更します
以上で完了です。eTrexをPCから外して、電源を入れて確認してください。
まとめ
ファームウェアのダウングレードが駄目になっているのを知らず、全部やり直しました^^; 自己救済が難しい場合は、素直に日本語版を購入した方がよさそうです。この方法もいつ塞がれるか分かりませんし、この辺が並行輸入盤の値段が下がった理由かも知れませんね。
Open Street Mapの更新はなかなか早い感じなので有難いです。