VirtualBoxをWindowsにインストールして、Ubuntu16.04をOSとして利用する手順です。
- VirtualBoxのインストール
- vboxファイルがある場合のUbuntuのインストール
- ターミナルを表示
- テキストファイルの操作
- CUIとGUIの切り替え
- シャットダウン
- 再起動
- Ubuntuをダウンロードしてインストール
- 32bitしかない場合
- 今後
- 参考URL
VirtualBoxのインストール
管理者でログインして、まずはVirtualBoxをインストールします。
- Oracle VM VirtualBox をブラウザーで開く
- [Download VirtualBox 5.1] をクリック(5.1は、2017/1/8時点のバージョン)
- [VirtualBox 5.x.x platform packages.] にある [Windows hosts]をクリック
- 実行ファイルのダウンロードが始まるので、実行するか、保存してから実行する
- インストールウィンドウが表示されるので、設定はそのままでインストールを開始する([Next]>[Next]>[Next]>[Yes]>[Install])
- 途中で、Windowsセキュリティが何度か表示されるので、[インストール]を選択
- [Finish]を押して、VirtualBoxを起動する
以上で、プラットフォームパッケージがインストールされて、VirtualBoxが起動します。続けて、追加パックもインストールします。
- Downloads – Oracle VM VirtualBox のページに戻る
- [VirtualBox 5.x.x Oracle VM VirtualBox Extension Pack]の右の[All supported platforms]をクリックして保存する
- VirtualBoxの[ファイル]メニューから[環境設定]を選択
- [機能拡張]をクリックして、右の水色の四角に、黄色の三角のアイコンをクリック
- デスクトップの[VirtualBox]フォルダーを開いて、[Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-5.1.12-112440.vbox-extpack]をクリックして、[開く]を押す
- 「VirtualBox機能拡張パッケージをインストールします。」というウィンドウが表示されるので、[インストール]を押す
- ライセンスを最後までスクロールさせて[同意します]を押す
- 変更を許可するかを質問されたら、[はい]で進める
- 完了したら[OK]を押す
以上で、VirtualBoxのインストールは完了です。
ここから先は、実際に Ubuntu をするユーザーに切り替えてから、作業をしてください。
vboxファイルがある場合のUbuntuのインストール
予めインストール済みのvboxファイルがある場合は、それをコピーしてVirtualBoxに読み込ませるだけで利用できるようになります。
vboxファイルがない場合はこちら。
- インストールする vbox ファイルが入っているフォルダーを指示された場所からコピーする
- マイドキュメントのフォルダー内に、コピーしたフォルダーを貼り付ける
- VirtualBoxを起動する
- [仮想マシン]メニューから[追加]を選択
- コピーしたマイドキュメント内のフォルダーを開いて、 [Ubuntu.vbox] などの vbox ファイルを選択
以上で完了です。仮想PCを起動して、指示されたIDとパスワードでログインしてください。
ユーザー名やコンピューター名とパスワードを変更する
そのままだと、みんな同じ名前やパスワードになるので、以下で変更します。
- Ubuntuが起動したら、左下の歯車マークをクリック
- [システム]の[ユーザーアカウント]をクリック
- ウィンドウの右側のユーザー名をクリックして選択
- コンピューターの名前に変更する
- パスワード欄の右の「●●●●●」をクリックして選択
- コンピューターにログインする時のパスワードとPC名を続けて入力
ターミナルを表示
基本的にはコマンド入力で操作したいので、ターミナルの起動方法です。
- 画面左上の[コンピューターを検索]アイコンをクリック
- [コンピューターを検索]欄に[ter]と入力する
- [端末]が表示されるのでクリック
以上で、コマンドプロンプトが表示されるので、各種操作をします。
テキストファイルの操作
linuxでは標準の vi エディターを端末から使うこともできますが、慣れない場合は gedit を利用するとよいでしょう。
- コンピュータを検索]アイコンをクリック
- [text]を入力
- [テキストエディター]が見つかるので、クリック
これでテキストエディターが起動します。普通のメモ帳のように使えます。
シャットダウン
右上の小さい歯車マークをクリックして、シャットダウンを選択します。
あるいは、端末から以下を実行します。
sudo shutdown -h now
一分ほど待つとUbuntuのウィンドウが閉じます。その後、VirtualBoxマネージャーを閉じます。
再起動
端末で以下を実行します。
sudo shutdown -r now
Ubuntuをダウンロードしてインストール
vboxがない場合は、自分で必要なファイルをダウンロードして、VirtualBoxにインストールします。
管理者で作業をしていたら、ここでアカウントを切り替えて、利用するユーザーに変更します。
OS には Linux のディストリビューションの一つである Ubuntu をインストールします。情報が集めやすいディストリビューションです。
仮想ハードディスクイメージのダウンロード | Ubuntu Japanese Team を参考に、VirtualBoxに、Ubuntuの日本語パッケージをインストールします。
- Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード | Ubuntu Japanese TeamをWebブラウザーで開く
- 一番新しい LTS の ISOイメージをダウンロードする。2017/1/8時点では、 [ubuntu-ja-16.04-desktop-amd64.iso](ISOイメージ)
ファイルが大きいので、ダウンロードが完了するまで10分以上かかる場合があります。しばらく待ちます。
ダウンロードが完了したら、以下でファイルが壊れていないかを確認できます。ファイルが壊れていなければこの手順は飛ばしても構いません。
- スタートメニューを開いて、[プログラムとファイルの検索]に[cmd]と入力して、検索されるコマンドプロンプトを起動
- コマンドプロンプトに以下を入力すると、 MD5のメッセージダイジェストが表示される(以下は、ubuntu-ja-16.04 の例。新しいものが出てたら、ファイル名を差し替えること)
certutil -hashfile %USERPROFILE%\downloads\ubuntu-ja-16.04-desktop-amd64.iso MD5
- 文字列が表示されるまで、十秒ほど待つ
- ダウンロードしたリンクの右に書いてある md5sum: の右の文字列と、前の手順で表示したメッセージダイジェストが同じであれば、ファイルが壊れていないことが確認できる
続いて、VirtualBox に Ubuntu をインストールします。
- VirtualBoxを起動
- [新規]ボタンを押す
- 名前に[Ubuntu]を入力する。タイプとバージョンはそれぞれ[Linux]、[Ubuntu(64-bit)]が選択されるので[次へ]
- メモリーサイズは必要なサイズ(1024MB)で[次へ](メインメモリに余裕があるなら2048程度にしてもよいでしょう)
- ハードディスクは、[仮想ハードディスクを作成する]を選択して[作成]を押す
- VDIのまま[次へ]を選択
- 物理ハードディスクにあるストレージは[可変サイズ]にして[次へ]
- ファイルの場所はそのままで、サイズは[16GB]にして[作成]を押す
以上で完了です。作成した Ubuntu を選択して、[起動]を押して、OSのインストールを行います。
- VirtualBoxで、設定した Ubuntu を選択して[起動]を押す
- [起動ハードディスクを選択]が表示されるので、コンボボックスの右のフォルダーアイコンを押して、先ほどダウンロードした[ubuntu-ja-16.04-desktop-amd64.iso]を選択して、[起動]ボタンを押す
- 画面上に表示される[キーボードの自動キャプチャー・・・]のウィンドウは、右端の閉じるボタンを押して閉じてよい
起動が終わるまで待ちます。起動したら以下でインストールします。
- [Ubuntuをインストール]をクリック
- [インストール中にアップデートをダウンロードする]にチェックを入れて、[続ける]を押す
- [ディスクを削除してUbuntuをインストール]を選択して、[インストール]を押す
- ディスクに書き込むかの質問が表示されたら[はい]で先に進める
- どこに住んでいますか?]は、[Tokyo]のまま[続ける]を押す
- [キーボードレイアウト]では日本語が選ばれているはずなので、そのまま[続ける]を押す
- 以下を設定
- あなたの名前にPCの名前を入力
- コンピューターの名前は、自動的に入力されたものをそのまま利用
- ユーザーの名前とパスワードには、ログイン時のものを設定する
- 自動的にログインするにチェック
- 以上できたら、[続ける]を押す
インストールが始まるので完了するまで待ちます。完了したら、[今すぐ再起動]を押して待ちます。
動きが止まった場合は、[仮想マシン]メニューから[リセット]を選んで、もう一度起動しなおします。
以上で[Ubuntuデスクトップ]が表示されて、左にメニューが並べばインストール完了です。
32bitしかない場合
PCを再起動して、BIOS設定を表示。以下を設定します。
- Advanced > CPU Configuration > Intel(R) VirtualizationTechnology > [Enabled]
上記は一例で、メーカーや機種によってメニューの内容は異なります。[CPU]と[Virtualization]のキーワードでそれらしい設定を見つけて設定してください。
設定後は、[Save]などで保存をしてから、[Restart]などを選択してください。
今後
このあと、Hexo、Heroku、TensorFlowなどを使えるようにしていく予定です。