MessageBoxはクリックしないと先に進まないので、今回の目的である沢山のキャラクタを動かすための出力としては使えない。そこで、フォーム上に情報を表示するためのコントロールであるLabelの使い方をマスターする。
ここでマスターしたいこと
- ラベルの操作方法を知ること。
- 起動時に、「起動しました!」とラベルに表示すること。
- ボタンを押したら、「ボタンが押されました!」とラベルに表示すること。
手順
- 前回保存したプロジェクトを開く(新規で作成してもよい)。
- ツールボックスからLabelを選択してクリック。
- フォーム上のラベルを表示させたい場所をクリック。
- プロパティウィンドウのTextプロパティで、表示内容を変更することができる。
- 書体などの変更も可能。
- ボタンにプログラムを入力。
- 実行結果を確認。
- 起動時の場所にプログラムを入力。
- 実行結果を確認。
解説
プロパティウィンドウの項目はプログラムからも利用可能
- ラベルに表示される文字は、ボタンと同様で「Text」プロパティで変更することができる。
- プロパティウィンドウに表示されるプロパティは、プログラムでも扱うことができる。
- プログラムでラベルの表示を変更したい場合は、以下のように記述する。
label1.Text = "ボタンが押されました!";
コントロール名
- ラベルやボタンは複数置くことができる。
- プログラムからどのラベルやボタンかを表すのがNameプロパティである。
- 最初に置いたラベルは「label1」という名前になる。その後、「label2」「label3」となっていく。
- Nameプロパティを変更したら、プログラムで参照するコントロール名も同じように変更すること。
- デザイナー上で選択しているコントロールの名前は、プロパティウィンドウの一番上で確認できる。
- InternetExplorerかFirefox推奨
=記号
- C#では、=は代入を表す。
左辺 = 右辺;
- 上記は、右辺の計算結果を、左辺に代入する という意味になる。
- 数学の=とは意味が異なるので注意!
- 先のプログラムは、"ボタンが押されました!"という文字列を、label1のTextプロパティに代入する、というプログラムになる。
- このルールは他のプロパティでも同様。プログラムで様々なコントロールのプロパティを自由に扱うことができるのである。
まとめ
- Labelコントロールを使うと、フォーム上に文字を出力できる。
- プロパティウィンドウの値は、プログラムから操作することができる。
- コントロールは、Nameプロパティの名前で、プログラムから指定することができる。
- C#の=は、右辺の計算結果を、左辺に代入する、という意味である。